白と黒の鍵盤について
ピアノ、オルガン、鍵盤ハーモニカ、アコーディオンなどは白と黒の音盤があります。木琴、鉄琴などの鍵盤打楽器は鍵盤の色は皆同じですが 同じ並びではなく前後に別れています。
ある時の打楽器アンサンブルの公演で、ちょっとおもしろい事件がありました。公演前に練習場からマリンバを運び出す際、あるメンバーが「今回 私は黒鍵部分を使わないから黒鍵の鍵盤は持っていかなくていよ。」と言いました。
マリンバは分解して運べる楽器で、黒鍵部分が無くても音を出すことは出来ます。しかし 公演で舞台に上がった彼は「ドはどの鍵盤だ・・?まずいぞ、音の場所がすぐにはわからない!」と つぶやきました。結果、彼は ほとんど音は出さないで仲間が音を繋ぎつつ演奏会は終了となりました。幸いお客様には気付かれなかったようですが!
ここでちょっと考えてみて下さい。みなさんが ピアノを弾こうとしたときに 黒鍵が無くて鍵盤の上にドレミも書いてなかった場合に、いつも通りにスムーズに弾けるでしょうか? ちょっと 鍵盤ハーモニカやピアノの黒鍵部分をかくして ド・ミ・ソを探したり簡単な曲を弾いたりしてみて下さい。それはいつもとは違う感覚ではないかと思います。
この経験から 演奏をする時、私たちは無意識で 黒鍵から白鍵のそれぞれの音の位置を割り出していることに気が付きました。そこで 子供たちが鍵盤楽器演奏し始めるとき 黒鍵の位置からそれぞれの違う白鍵の音「ドレミ・・・」を楽しみながら見つけられる導入法を考えました。
個人レッスンでの導入方法を簡単に説明しますと、始めに黒鍵だけで自由に演奏することで黒鍵に慣れて、白と黒の二種類の鍵盤が存在することを知らせます。
黒の鍵盤は 変ニ長調の第三音と第五音の半音のところを抜いた ペンタトニックと言う音列で構成されているので 自由弾きをしても不快感のある音のつながりは生まれません。次に 黒鍵はいつも二本・三本の組み合わせで並んでいることを認識させます。子供が白鍵と黒鍵の構成を十分に理解した時点で 始めてそれぞれの鍵盤に音の名前があることを説明して、その黒鍵からすべりおりてきた左側の白鍵が「ド」、右側が「ミ」であることを知らせます。
(同様に三本並びの両端の黒鍵からすべりおりてきた左側の白鍵が
「ファ」右側が「シ」三本並びの真ん中の黒鍵からすべりおりてきた左側の白鍵が「ソ」右側が「ラ」 )そして黒鍵にも名前を付けました。
魔法のうたを使い 音名と鍵盤の位置を覚えていきます。
にほんばしがすべって ドー ミー
さんぼんばしがすべって ファー シー
いっぽんばしがすべって ソー ラー
デちゃんエッちゃん
ぴゅ~~っととんで ゲ・ア・べ
ゲ・ア・ベ って な~に?
次のページへ